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過去SSってだけなのもあれなので

書いてみたよ。
上手く進まない原稿からの逃避と人間関係に疲れたのとです。
全て巴投げしたい。
いや原稿は投げたらいかん。書きたいところまでの紆余曲折がもだもだするのだけ抜ければ原稿はホント楽しいんですけどそこまで…!そこまで辛いねん…!
目下は人関係やね。ネガティブでめんどくさがりなので、煩わしい事全部捨てたい。
特に人に好かれたいとか嫌われたくないとか嫌いになったら言ってとかやさしくされたいけどやさしくされたくないとか思うそういう気持ち悪いところをね!
いくつになっても厨二病こじらせてて、ホント気持ち悪いよー。DF聞いても前を向いて歩けそうにないよ!
来世は強い子になりたい。豆腐メンタルもういらない。
なんとめんどくさい奴だ。見捨てられて当然だ。



さてと。鬱々してて鬱陶しいね。
前に言ってた星野→←←←←大羽の。話です。
星野は即物的です。
え?そっちならいけそう。てポジティブです。駄目な部分はパニクります。ははは!駄目な子!
そんな子を愛してもう7年ですよ。びっくりー。
駄目な子ほど愛しいですが、三次元に星野が居たら本気で嫌。同僚だったらきっと(割愛)。
妄想するための記憶容量を広げるためにも、ちょろちょろ出していきたいです。
新しい妄想の枝葉を広げるためにはしないとね。










 






 




『衝撃荷重』  【星大】

 

 

 軋む金属扉の音に、眠りの縁から急に呼び戻された。
 多分一瞬体もびくってなってたと思う。
 状況が分からなくて、心音も同時に跳ねあがった。何、どこ、あれ、俺の部屋。じゃ、誰。
 古ぼけた板の間の上り框から歩いてくる、のしのしと言う足音に緊張が走る。
 何で寝てるの、俺。どうしてこの状況なの。
 怖くてギュッと目をつぶる。泥棒だったらどうしよう。金目のものなんて何一つないから、逆上して刺されたら確実に死ぬかも。って言うかそもそも何でドア開いてんの。鍵、閉めたっけ?閉めて無かったっけ?覚えてない。
 色々と頭の中を考えが回る。この後回るのは走馬燈なんだな。と思って、両親にごめんなさいと、すいません嶋本さん、俺関空にはいけないみたいです。と鬼の指導者に心の中で土下座をした時に、
「星野……寝とるか〜……」
 聞き覚えのある声に、ほっとして肩の力が抜けた。
 何だ、廣隆か。でも廣隆が何で?
 そう考えて、思わずあー。って言いそうになった口を噤む。
 そうだ。皆来てたんだ。俺が機動救難士になったお祝いに。


 ありがたくて、あんまりありがたくない形で。


 機動救難士を拝命されて、の、今日。いずの乗組員ほぼ全員(当直を除く)から、祝いに、と町に繰り出してじゃなくて拉致な勢いで駆り出されてしこたま飲んで。ちょ、明日の勤務に差し支えるから!皆が!ってどうにか宥めて二次会までで許してもらって。
 いや、だって、ありがたいけど、俺は明日から三日間移動の為に休暇が貰えるからいいけど、他の人は仕事だし。でもその三日のうちに荷物まとめて大阪に移動しなきゃならないっていうタイトスケジュールではあるんだけど。
 だから、とりあえずの余裕がある俺は、ありがたくも送り出される身でありながら、最後の最後までまとめ役的な事をして、いずを離れた訳で(明日荷物取りに行くけどね)。
 ありがたいなぁ、皆の気持ち。学校に通うって名目で長くいずに乗ってただけ、って事だけじゃなくて、若干重いぐらいだけど、俺って、結構愛されてたんだなぁ。っていつもは酔わないんだけど、本気で過ぎる。ってぐらい飲んだアルコールのせいでそんな能天気な事を考えながら家に着くと。
「……何で電気点いてるの」
 官舎のこの部屋もお別れかぁ。なんて感慨深く見上げた先の自分の部屋に電気がついてるから、思わず声に出して突っ込んだ。
 嘘、何で!?そう思いながら階段を駆け上がってドアを開けると。
「お、おっかえり〜」
「はぁ!?」
「遅かったのぉ。はじめとったぞ」
「遅かね…オイ酒に弱かとに……」
 部屋の真ん中、仕舞い込んでいたはずの昔勉強会で使っていたテーブルを引きずり出して、ひよこ同期の三人が酒盛りをしていた。
 タカミツが一升瓶を抱え、日ごろ酒に弱いメグルも缶チューハイ…三本以上空けてない?
「残念じゃのぉ。兵悟は急で来られんでな」
「えっと……ちょっと状況が飲みこめないんだけど」
 冷静になろう。とりあえず今何時だ。と時計を見ると夜のお昼はとっくに超えている。
 ありえなくない?部屋の主不在で、こんな出来あがってるって。
「皆!何で居るの!?」
「「「機動救難士拝命おめでとう星野(君)!」」」
 文句を言われるのは想定の範囲内だったんだろう。そのタイミングで祝いの言葉に、音だけのクラッカーを鳴らされた。
 掃除しなくていいのはありがたいし、祝ってくれる気持ちもありがたいけど。
「ありがとう…………でも時間考えて、ここ、官舎だよ」
 流石に釘を刺すと、固い事言うな!ってタカミツに首をホールドされた。ちょ、アマレス経験者って自分で言ってたじゃん!がっちりホールドしないで!って思ったんだけど。
「もう、仕方無いなぁ……ありがとう!もう皆……!」
 ホールドされて揺さぶられて、年下のくせに人の頭ぐちゃぐちゃにかき混ぜてくるし、それを見てる廣隆もメグルもすっごい嬉しそうに俺の事見てるし。
 メグルだよ?メグルがだよ?あのメグルまでも他人事に嬉しそうなのって!
「ありがとう……皆大好き……!」
「キモっ」
「メーグールーお前ねー……!」
 タカミツの腕から何とか逃げ出して、メグルに抱きついてキスの真似事までしてやると、ギャーギャー言いながらメグルが本気で嫌がるから。
「俺の好意を受け取らないからだよ!」
 って言って、そのまま、乾杯の運びになって。
 喉いっぱいってぐらい飲んでたのに、そのまま注されるままに酒を飲んだ……んだった。
 で、俺眠い!って転がった、ような気がする。
 酒って怖いなぁ。
 そう考えながら、転がっている。
 こんなに長い事考えられたのは。
『星野……寝とるか〜……寝とるんか。眠い言うとったもんな。しっかし……』
 タカミツもメグルもお構いなしじゃの。とそう小さく呟きながら、廣隆が片付けを始めたから。
 申し訳ないけどさー俺が散らかした訳じゃないのに、酒とか食いものとか部屋いっぱい広げてあるんだもん。嫌じゃん。自分が散らかした訳じゃないもの、片付けるのって。
 しかも俺のお祝いだって言うし。いいよ!甘えさせてもらえ!と、自分に自分で言い聞かせて、狸寝入りで転がっているんです。
 廣隆は黙々と片付けを続行してる。背中のほうでなるべく音を立てないように、って色々どかしたり、申し訳なさそうに小さな音で洗い物をしてるのを聞いてると、優しい気遣いに嬉しくなって、とろとろと眠気がもう一度やってくる。あ、そう言えば、酒も飲んで無かったっぽいなぁ。外から帰って来たって事は、二人を送って行ったんだろうな。
 きっと明日通常勤務か、一番待機なんだろうな。ごめん。でも眠い。
 つらつらと考えながら、眠りの縁の際でウロウロする。電気点いてても眠れるな。あ、でも布団欲しいなぁ。あ、でも無くてもいいかな。そう考えていると、足音が近づいてきた。
 廣隆!気づいて!布団欲しい!身勝手にそう考えてると、廣隆が頭側に膝を突いたのが気配で分かった。
 そして。
「息は、しとるの……急性アルコール中毒、ってのはやっぱなさそうじゃの。落ちるみたいに寝たけぇ、ちょっと心配したぞ……」
 あ、そんな風に寝ちゃったんだ。珍しいなぁ、俺。大概皆を回収して送り出して……て、家飲みの時に羽目を外して無かっただけか。そう考えて、でも寝たふりを続ける。
 お風呂は明日でいい。荷造りだって明日やる!酒臭い自分だって平気!だから、廣隆、布団だけかけてくれないかなぁ。
 もう一ミリも動きたくない。
「しっかしメグル……星野君はこの辺りに鍵とか置いてそうばい。って探った所からホントに鍵を見つけるとは思わんかったぞ」
 あ、謎だった。二階の部屋だから、何かあった時の為に、ってよじ登って入れるベランダ部分の植木鉢の下に置いてた鍵で入ったのか。メグル……あいつ……メグルのポテンシャルの高さに内心驚かされながら、それでも目を開けずにいる、俺。
 廣隆、布団、まだ?
「星野の部屋に入るんも、これで最後かの……」
 そう呟いた廣隆は、その後黙ってしまって。あれ、これって何。思い出に浸ってるの?もしかして。俺、風邪引かないと思うけど、さ。いや、引かないためにもぜひ布団。
 勝手に期待して待ってみたものの、廣隆が布団をかけてくれそうな気配は、無い。
 もう、寝返りうって目が覚めたふりして起きようかな。で、半端でもいいから、布団にくるまりたい。そこまで考えた時に、こめかみに、何か触れた。
 指?指だ。廣隆の指が、俺のこめかみから入って、耳の上の髪を梳く。
 そういや、廣隆って指、細いんだよな。男にしては結構綺麗な指してたっけ。そんな事をぼんやりと思う。水に入る仕事をしている性で、ほんの少しだけざらりとした指先の人肌がアルコールで火照った所に気持ちがいいなぁ。そう、思っていたら。
「星野。ワレ眠っとるけぇ、今言うわ。……ホンマ情けないけどな……ワシ、星野が」
 好きじゃ。
 言葉が耳に届く前に指が離れる。いや、言葉とすれ違うように。その指が離れて寂しい。と思う気持ちと同時に、ずしんと瞬間に心に届く言葉。
「なっ……」
 廣隆が動揺した声を上げて、後ずさる。
 当然だ。
 だって、もう、眠気なんか吹き飛ばされた。
 言葉が心に届いたと同時に、目が開いた。目が冴えた。
 だって。
「廣隆……」
「星野、お前寝とったんじゃ……」
「好きって……」
 帰って来て俺が皆に言った大好きとは、性質が違う。
 声色で分かる。向けられた感情で分かる。
 それは。
「廣隆、俺の事、好きって……」
 廣隆がどんな顔をしているのか見たくて、ガバリと起き上がると、体に残っているアルコールが炭酸みたいに一気に脳に駆け上がってクラリとしたけど。
 廣隆が恥ずかしさと、それに含ませる怯えと、そして一欠けらの期待の様な。そんなものが綯い交ぜになった表情で、俺を見ながら真っ赤に顔を染めて行く。
 わ。
 これは。
 好きの、好きだ……!
「廣隆、お、俺、男だよ……!」
 思わずキョドりながらそう言うと、廣隆は失敗した、と言うような表情のそれに顔を曇らせながら、それでも、恥ずかしさはあるのか目を伏せながら言いにくそうに、知っとる。と言う。
「同じモンついとるんはしっとる」
「そうだよ!そうだよ……ねぇ……」
 同じ、男だよ?
「廣隆ってゲイの人……?」
「違う」
 それは即答なんだ。いや、うん。じゃ、何で。
「お前が、何でか分からんが……いつの間にか、好きになっとった」
 廣隆は、途中まで自棄になった様な口調だったけど、最後の、好きになっとった。だけは。
「そ、ちょ……」
 押さえる事無く、はっきりと言葉に乗せられた感情は、挙動不審に陥った俺の心にストレートに届いて、ものすごい衝撃で。
 ハードパンチ、ハートアタック。
「……大丈夫か?」
 思わず胸を押さえていた。心があると思ってしまう、心臓の上に手をやっていたからか、廣隆が心配そうな声を上げる。
「だいじょう……だいじょうぶじゃ……だいじょう?」
 大丈夫じゃないけど大丈夫だけど大丈夫じゃないの?何?
 混乱のままに居ると、廣隆はあー……と声を伸ばす。
「お前の性格分かっとったから、言わんでおろうってしとったのに……スマン」
 え、謝られる。事。いや、えっと……えっと……
 処理しきれない。それだけは分かる。分かる。
 えっと、廣隆はゲイじゃないけど、俺が好き。俺が、好き……
 何で?いや、人を好きになるのに理由とかって無いけど。確かに一目惚れとかあるけど。一目惚れる様な要素は無いと思うけど。いつの間にか好きになってたって、俺何かしたのかな。いやしたとかって何かそれ失礼な言い方だよな。
「星野」
「え?」
「とりあえず、飲め」
 廣隆が真新しいミネラルウォーターのボトルを差し出してくれるのに、躊躇わず受け取って封を開けると、一気に飲み干す。
 あービールの五百ミリリットルって一気に飲んでも平気なのに、水って胃に溜まる感じ半端無いな。なんて考えて、ようやく、落ち着いて、来た気がする。
「あのさ、廣隆」
「うん?」
「俺、男に抱かれるとか無理」
「……じゃぁぶっちゃけるが、逆じゃ」
 逆……逆!?
 思わず目を見開くと、もう自棄じゃ。と言う顔をした廣隆が、目の前で唇を尖らせてそっぽを向いている。
 あ、子供っぽい。可愛い。
 ……可愛い!?
「そがぁな顔されると、傷つくぞ。流石に」
 廣隆はそう言うと、膝を突いていたのを崩して胡坐をかき、あーあ。と言って、自嘲の笑みを浮かべた。
「何で寝とらんかったんじゃ。寝とったら知らんまま関空で嶋本さんにしごかれとったのにな」
「え、ちょっと俺のせい?」
「起きとったのに面倒でワシ一人に片づけさせとったんじゃろ。それぐらいのドッキリ大目に見ろ」
「ドッキリ!?じゃ嘘なの!?」
「違う」
 廣隆はそうきっぱりと言うと、辛そうに笑った。
「嘘で言う訳無かろうが。ヘタレな自分じゃー思いながら言った精一杯の言葉じゃぞ」
「ごめん」
 そうか。
 廣隆は本気だったんだ。
 本気で思って、思って、気持ちを抑えて居られなかったんだ。
 そういう感情は、何となく、分かる。
「……好きじゃが、お前に同じ気持ちを返してもらえるとは思うとらん。吃驚させて悪かったの。まぁ、そういう事もあったって、お前の事を本気で好いた奴がおった事だけ覚えて、関空行け」
「忘れろとは言わないんだ」
「言わん」
 言ったら、ワシが惨めになるけぇ。そう言った廣隆は、本当に苦しそうだった。
 そして、苦しそうな顔のまま立ち上がったから、思わず。
「……星野?」
「帰るの?」
「……おるのは苦しいけぇ。済まんが、離してくれ。ワシはお前の手を振りほどく事なんぞ、出来んぞ」
 触れているだけで、震えるほど嬉しい。なんて、そんな感情、俺、忘れてた。廣隆の表情は苦しそうな顔が、ジワリと喜びに変化して、そんな自分を恥じるかのように、眦に水気が帯びて行く。
 でも。
「このまま帰ったら、もう会わないつもりなんだろ?」
 廣隆がお前の事を本気で好いた奴がおった事だけ覚えて、とそう言った時、廣隆がそんな決心を心の中でしちゃったような気がして問うと、廣隆は目に見えて涙を浮かべた。
「そがぁ、な。ワシを……」
 追いつめているのかな。廣隆が続けられなかった言葉を思う。けど。このまま離れてしまいたくない。って事だけ思っちゃったのは。
「廣隆とこんな風に終わりたくないけど。でも、廣隆の思う様な好きは返せるかどうかまで、今の今で考え何かられないんだけど、でも、只今分かるのは……手を、離したくない」
 手を話したら、離れちゃう。離れたくない。恋かどうかは分からないし、廣隆の同じ気持ちってどんなものだか見当もつかないけど、廣隆の好きは物凄い。
「凄い、心臓にキた。久しぶりに好きって言葉一つが、心に響いた……じゃ、駄目?」
 同じ気持ちじゃない。分かる。そこまで辿り着いてない。辿り着くかどうかは分からないけど。ずしんと響いた廣隆の言葉、感情を。
「まずは友達から始めさせて」
「……もう、友達じゃろうが。同期で、仲間でもあるぞ」
 廣隆が鼻水啜りながらそう言うのに、何だか笑っちゃうぐらいには、廣隆を好きだと思う。同じでは決しては無いけど。
「じゃ、一歩踏み込んだ友達。よくわかんないけど」
 ハートは撃ち抜かれなかったけど、重みを受け止めたとは思うんだよね。
「じゃ、お友達から」
「うん。よろしく。じゃ、お友達に甘えさせて。布団出して」
「はぁ!?」
 泣き顔がいっぺんあきれ顔になる。あぁ、ちゃんとそういうの可愛い。って思えるって事はきっと何か変わるかもしれない気がしてる。
  

 


 

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