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『 空を見たのは。 』
050224初出 050226改稿









 見上げた空は、ぼんやりと青くて、所々ちぎれた雲が漂って。
「俺はもう、皆とあの空には行けないのか」
 思わず、そんな言葉が口をついて出た。
 さっきまで出動続きで慌しかったのが嘘みたいに、穏やかな空。
 トッキューの本隊が何機も飛び立っていったとは思えないほど、頼りない色の青。
 三隊も、飛び立っていった。
 真田隊長を、乗せて。


 いつも、前にはあの人が居て。
 後姿を捕らえる事は無かったけれど、それでも後を辿っていってた。
 競う気など起きもせず、ただ大きな憧れとして。
 絶対的な存在として。
 だから。
 側に行きたかった。


 見上げた空の青はぼんやりと灰味がかって、頼りなくて。
 それでも大きくて。
「………」
 じわりと、目の奥が熱くなる。
 空の青さが染みて、涙が出そうなのだと。
 そう思うことしか、出来無い。
 零れ落ちないけれど、下を向いたら涙が溢れそう、な。


 だからなかなか、空を見上げるのを止められなかった。







END
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